業務フロー可視化で課題解決に導く プロセスマイニングツール紹介サイト 「業改通信」 » プロセスマイニングツールの基礎知識 » 業務可視化ツールとも呼ばれるプロセスマイニングツールをわかりやすく説明

業務可視化ツールとも呼ばれるプロセスマイニングツールをわかりやすく説明

業務を効率化するために大事なのは、まず業務を可視化することです。これまでは、担当者に業務の内容をヒアリングするのが一般的でしたが、正確性に欠ける・手間がかかるのが問題でした。そこで注目されているのが、プロセスマイニングツールです。

プロセスマイニングツールとは、従業員が行うさまざまな業務データを可視化し分析することで、業務の改善に活用する手法のことです。日本でも大企業を中心に導入が進んでおり、大幅な業務効率化やコストカットに成功しています。

プロセスマイニングツールができること

自社製品の受注、納品、請求書発行、入金消し込みまでの一連のプロセス、あるいは、コールセンターでの問い合わせの受付から初回対応、二次対応、そして対応完了までのプロセスなど、企業では、日々さまざまな業務が行われています。多くのシステムを使用している場合は特に、膨大なデータを把握するのが困難な上、活用することもできていません。

そこで、さまざまな業務プロセスが記録される「イベントログデータ(トランザクションデータ)」を分析し、業務改善に活用するのがプロセスマイニングツールです。 プロセスに関わる問題を発見し、改善することで、業務の効率化、コスト削減、売り上げ拡大、利益率向上、顧客満足度向上など、さまざまな効果が見込めます。

プロセスマイニングツールの主要な機能

プロセスマイニングは基本的に、以下の3つの機能を備えています。

①プロセスの発見

イベントログデータをプロセスマイニングツールに取り込み、分析し、「プロセスフロー」を作図してくれます。業務プロセスを分かりやすく可視化してくれる機能です。

②適合性評価

本来行うべき業務手順に沿った業務プロセスを理想モデルとして取り込み、現状との比較検証を行うことで、逸脱しているプロセスを特定することができます。理想モデルから逸脱した場合、リアルタイムでアラートを出してくれるツールもあります。

③業務プロセスの強化

業務プロセスの問題点を特定できるので、その結果をもとに、より優れた業務プロセスを開発したり、その効果をシミュレーションしたりすることが可能です。運用後のPDCAサイクルに活用すれば、業務プロセスを強化することができます。

プロセスマイニングツールの
主な機能について
より詳しく
知りたい方はコチラ

各プロセスマイニングツールでどのような違いがあるの?

日本のプロセスマイニング市場が立ち上がりつつある中で、さまざまなベンダーが日本でのツール提供を行っています。基本的に、各社の主な機能に大きな違いはないため、分析結果画面のデザインの見やすさ、コスト面の違いになどによって製品を選ぶことになりそうです。

ただし、あまりない精巧な機能が付いていたり、販売会社ごとに前後のサポートサービスが異なったりする場合があるので、気になるツールは無料トライアルなどで試してみるのがおすすめです。

こちらのページでは、特に特徴のある3つのツールをご紹介しています。

無料トライアルもある、
目的別の
プロセスマイニングツール3選はこちら