せっかくDXや業務改革に取り組んでも、本質をついた施策にならず、悩んでいる企業が少なくありません。一方で、大きな成果を上げている企業があるのも事実です。ポイントは、プロセスマイニングツールの活用です。ここでは、物流企業・SBSロジコム株式会社におけるプロセスマイニングの導入事例をご紹介。どんな課題に対してどんな成果を得たのか、ぜひ参考にしてみて下さい。
物流アウトソーシング・3PLサービス・物流コスト削減などといった総合物流サービスを提供しているSBSロジコム株式会社。中でも、物流の専門家として荷主に対して物流改革を提案する3PLサービスは、現場力を強みに年々進化しています。
一方で同社には、チームで案件対応をするため、見えないところで努力している人や個人の力量が見えづらく評価がしにくい、という課題がありました。また、同社の主力となっている営業部門において、見積書や提案書の作成・分析など、今まで何十時間もかけて人間の手や頭で行なってきたものを自動化するために、まずは業務フローを可視化する必要がありました。
SBSロジコム株式会社では、すでに営業支援システムを使っていましたが、入力頻度が多いなど、ムダな作業が生じていました。また、部署によっては営業システムをほとんど活用せず、結局Excelでレポートを作っているケースもあり、コストに見合った活用ができていないと感じることも多かったようです。 「コストをかけてツールを導入していても無駄になっては意味がない」と、プロセスマイニングツールの導入を検討することになりました。
プロセスマイニングは社内の良い部分だけでなく悪い部分も可視化することができます。このため、現状のどこが良くてどこが悪いのかを誠実に分析することが可能です。「何を改善するにしても、まずは可視化・分析が大切なので、今後も継続的に活用していきたいと思います」と担当者は語ります。 また、コロナ禍でテレワークなどが推進され、社員同士が見えない状況で働くことが増えた中、業務の可視化を行う際にもプロセスマイニングを活用できると感じているようです。
SBSロジコム株式会社では、業務の効率化や、従業員の適正評価のためにプロセスマイニングツールを導入し、成果を得ています。 同社が業務改革に成功したのは、目的を定めてプロセスマイニングを行ったから。こちらのページでは、目的別のプロセスマイニングツールを3つご紹介していますので、ぜひチェックしてみて下さい。
目的に合ったメーカー・
代理店3社から選ぶ!
抜本的な業務フロー改善
が目的なら
SAPでの業務可視化
が目的なら
業務の自動化
が目的なら
※2022年2月18日時点でGoogleにて「プロセスマイニングツール」で検索し、公式HPのリンクが表示された製品を販売する7社のうち、下記に当てはまるツールを取り扱っている3社を選出しています。
・抜本的な業務フロー改善が目的:網羅的なプロセスマイニングを行えるよう複数のシステムを一括対応できるマルチレベルの機能を持っている企業を選出
・SAPでの業務可視化が目的:SAPとの連携が取りやすく、SAPユーザーにとって利便性の高いプロセスマイニングが行えるよう、ERPメーカーが資本になっている企業を選出
・業務の自動化が目的:RPA導入に際してのサポートが受けやすいよう、RPAの導入実績が一番多い企業を選出