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プロセスマインニングツールとタスクマイニングツールの違い

プロセスマイニングツールと混同されがちなのが、タスクマイニングツールです。タスクマイニングとは、従業員一人ひとりのタスクデータを分析する手法のことで、会社全体・プロセス全体を俯瞰して大まかな問題箇所を特定するプロセスマイニングツールとは問題発見箇所のレイヤーが異なります。ここでは、タスクマイニングツールとはなにか?という基礎知識から、プロセスマイニングツールとの違いなどについて解説します。

タスクマイニングツールとは?

タスクマイニングとは、「画面立ち上げ」「ファイルオープン」「コピー&ペースト」といった従業員一人ひとりのPC操作、つまり、「どのように仕事を進めているか」について、PC操作ログデータを分析することで、 課題・問題点を発見する分析手法です。社員一人ひとりのデスクトップやWord、Excel といったアプリケーションブラウザの操作履歴などをくまなく分析することで、作業員の生産性を測定し、無駄な業務やボトルネックを洗い出し、業務改善につなげることが可能です。

プロセスマイニングツールとの違い

タスクマイニングとプロセスマイニングは混同されがちですが、タスクマイニングが社員一人ひとりのPC操作ログに基づく、タスクレベルのデータを分析するのに対し、プロセスマイニングは、基本的にSAP、Salesforce.com、 SCM(サプライチェーンマネジメント)などの基幹系データやログを分析して、会社全体を通したプロセスを可視化します。

日本企業では根強くExcel文化が残っており、基幹系のデータ分析だけでは、会社全体の問題点を洗い出すことが難しいのが現状です。また、プロセスマイニングを行って業務プロセスの課題点を見つけても、それを実際に解決・改善するためには、個人レベルの動きにまでフォーカスして具体的な対策を取らなくてはなりません。この「具体的な対策」を考えるために必要なのが、タスクマイニングです。

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タスクマイニングツールは、従業員に敬遠されがち

タスクマイニングツールは、社員一人ひとりのパソコンの操作履歴を分析して、業務の改善ポイントなどを分析する仕組みです。このため「監視されている」「信用されていない」「嫌だ」と感じる方が少なくありません。導入する際は、「改善点を見つけ出すための仕組みである」など、意見に対するアンサーを用意しておくことが大切です。また、プロセスマイニングツールなら、会社全体を可視化する仕組みとして、受け入れられやすいかもしれません。

こちらのページでは、業務フロー可視化におすすめなプロセスマイニングツールも紹介していますので、ぜひチェックしてみて下さい。

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