業務の可視化を自動で行ってくれるとして、欧米を中心に導入が進んでいるプロセスマイニングツール。日本でも大企業を中心に導入が進んでおり、大幅な業務効率化やコストカットに成功しています。
「うちでも導入したいけど、費用感を知りたい!」と考えの方も多いでしょう。プロセスマイニングツールは、数千万円するものからお手頃価格のものまでさまざまです。ここでは、プロセスマイニングツールの料金について解説します。
一口にプロセスマイニングツールと言っても、オープンソースから高機能のものまで多種多様なツールがあり、費用もさまざまです。
予算の内訳としては、プロセスマイニングツールの「ライセンス費用」と、データ前処理やツールの操作、分析結果の評価などの支援を受ける「プロフェッショナルサービス」の2つです。また、導入にあたって効果検証を行う場合は、さらにその分の費用が必要です。
ライセンス費用は、オープンソースであれば0円、高機能のものであれば年額1千万円前後です。効果検証を行う場合は、1カ月前後で300~500万円。導入支援等のプロフェッショナルサービスを利用する場合は、データ前処理を行うデータサイエンティスト、ツールの操作を行うエキスパート、分析結果の評価を行うビジネスアナリストやプロセスコンサルタントなどの人件費として500万円前後かかります。もっと安い費用で対応してくれることがありますが、その場合は、プロジェクトの規模・期間を短縮し、業務負荷を軽減したプロジェクトになります。
トータルで数千万円規模の費用がかかるため、ある程度の規模や業務プロセスがないと導入は難しいですが、プロセスマイニングによって大幅な工数削減や、大きな改善が見込めるのであれば、投資価値は大きいでしょう。
ツールの中には、Apromore(アプロモア)のように無料で利用できるオープンソースのツールもあります。また、製品ごとに、無償トライアルを提供していたり、無料で効果検証を行ったりしてくれる企業もあるので、気になる方は、まず利用してから検討してみてはいかがでしょか。
こちらのページでは、無料ツールも提供しているプロセスマイニングツールをご紹介していますので、ぜひチェックしてみて下さい。
目的に合ったメーカー・
代理店3社から選ぶ!
抜本的な業務フロー改善
が目的なら
SAPでの業務可視化
が目的なら
業務の自動化
が目的なら
※2022年2月18日時点でGoogleにて「プロセスマイニングツール」で検索し、公式HPのリンクが表示された製品を販売する7社のうち、下記に当てはまるツールを取り扱っている3社を選出しています。
・抜本的な業務フロー改善が目的:網羅的なプロセスマイニングを行えるよう複数のシステムを一括対応できるマルチレベルの機能を持っている企業を選出
・SAPでの業務可視化が目的:SAPとの連携が取りやすく、SAPユーザーにとって利便性の高いプロセスマイニングが行えるよう、ERPメーカーが資本になっている企業を選出
・業務の自動化が目的:RPA導入に際してのサポートが受けやすいよう、RPAの導入実績が一番多い企業を選出